ブログで法人化する必要性についてメリット・デメリットを交えて税理士が解説

こんにちは、ブロガーの顧問実績が豊富な税理士の植村拓真です。

弊所はネットビジネスやIT業に強い会計事務所で、ブロガーやアフィリエイターの方の顧問契約や法人化支援の実績が豊富な会計事務所です。

普段からブロガーの方から法人化の件でお問い合わせいただく機会が多く、さまざまなご質問やご相談をいただきます。

中でも特に多いのが、法人化の必要性やタイミングインボイス制度の対応に関するご相談です。

 

今回はそんなお悩みをお持ちの方向けに、ブログで法人化する必要性についてメリット・デメリットを交えて解説します。

あわせて、法人化のタイミングやインボイス制度の対応なども解説するので、法人化するうえで参考にしてみてください。

弊所はブログを運営されている方の顧問実績が豊富で、法人化からご依頼いただくお客様の実績も多数ございますので、ブロガーの方に最適なサポートを提供させていただけます。

植村拓真
ブロガーの法人化でお悩みの方は、お気軽にご相談ください!

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ブログで法人化が必要なケースと不要なケース

ブログ 法人化 必要なケース 不要なケース 画像

さっそくですが、ブログで法人化する必要性について解説します。

ブロガーにとって、法人化は必ずしも必要なわけではありません

人によっては法人化すると後悔するケースもあります。

植村拓真
法人化を後悔しているので個人事業主に戻りたい、といった旨のお問い合わせをいただく機会もあります!

 

そこで本項目では、ブログで法人化が必要なケースと不要なケースについて解説します。

まずは、ご自身にとって法人化が必要かどうかを確認しましょう。

ブログで法人化するメリットとデメリットの詳細については、後ほど詳しく解説します。

法人化が必要なケース

年間の売上が伸びており税負担を軽減させたい

ブログで年間の売上が伸びており税負担を軽減させたいと考えている方は、法人化が必要です。

具体的な理由は後ほど解説しますが、所得税と法人税の最大税率経費の範囲を比較した場合、個人事業主よりも法人のほうが圧倒的に有利だからです。

年間の売上が伸びている状態で個人事業主のままでいると、どんどん税負担が増加してしまいます

 

特に、ブログで経費にできるものが少ないため、税負担を抑えるためには法人化する必要があります。

もちろん、法人化すると会社の設立や維持などに費用がかかるため、ある程度の安定した売上が必要です。

後ほど、法人化の注意点や目安(タイミング)についても解説するのでご覧ください。

ブログの経費については、以下の記事で詳しく解説しています。

資金調達して事業規模の拡大や新規事業の展開を行いたい

ブログで事業規模の拡大や新規事業の展開を検討している方は、法人化する必要があります。

法人のブロガーのほうが個人事業主よりも、資金調達や従業員の雇用を行いやすいからです。

個人事業主のブロガーが法人化するメリットは後ほど詳しく解説しますが、主に対外的な信用を得られる点にあります。

対外的な信用は法人化するだけで一気に高まるわけではありませんが、やはり個人事業主よりも高いです。

 

ブロガーが法人であれば、金融機関の融資担当者や求人を見た人に良い印象を与えられるので、資金調達や人材確保のハードルが下がります。

資金調達して事業規模の拡大や新規事業の展開を行いたいブロガーの方は、法人化を検討してみましょう。

法人化が不要なケース

年間売上が安定していない

個人事業主のブロガーで売上が安定していない方は、法人化するタイミングを遅らせるべきです。

法人化後に売上が減少すると、個人事業主よりも税負担が大きくなるケースがあるからです。

個人事業主が納める所得税と法人が納める法人税の税率をご覧ください。

個人事業主 所得税 累進課税 表

法人税 表

各種税金の税率のみに焦点を当てた場合の話ですが、たとえば年間売上が300万円の場合、個人事業主の所得税率は10%、資本金1億円以下の普通法人の法人税率は15%です。

法人のほうが税率が5%高いうえに住民税均等割7万円や社会保険料などの維持費もかかるため、法人化すると税負担が増えて損をします。

 

年間売上が800万円を超えたら、600万円を超えたら法人化するのがおすすめといった話もあります。

しかし、翌年に年間売上が大幅に減少してしまうと税負担が大きくなってしまうため、年間売上が安定していない、増減が激しくて安定するかわからないブロガーの方は、法人化のタイミングを遅らせて様子を見ましょう。

また、SEOで集客しているブロガーの方であれば、Googleコアアルゴリズムアップデートやヘルプフルコンテンツアップデートなどの影響で、年間売上が安定しないケースもあります。

ブロガーの方が法人化する際は年間売上だけでなく、ブログの状態も考慮しましょう。

植村拓真
弊所はブロガーの顧問実績や法人化支援が豊富ですので、ご自身に合った法人化のタイミングでお悩みの方は、お気軽にご相談ください!

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本業にするほど時間をかけられない

副業でブログを運営しており、本業ほど時間をかけられない方も法人化は不要です。

ブログで法人化すると、会社設立の手続きや普段の経理業務決算申告などで時間がかかるからです。

ブログであれば本業ほど時間をかけなくても、月数百万円稼げるケースがあります。

Googleコアアルゴリズムアップデートやヘルプフルコンテンツアップデートなどの影響で個人で稼ぐのは年々困難になっていますが、戦略次第でまだまだ稼げる業種です。

植村拓真
実際に、売上を大きく伸ばして法人化をご相談くださるブロガーの方が多くいらっしゃいます!

 

そこで、年間売上が伸びて節税のために法人化を検討するブロガーの方がいらっしゃるのですが、不要だと感じてしない方もいらっしゃいます。

先ほど解説したとおり、法人化すると会社設立の手続きや普段の経理業務、決算申告などで時間がかかるからです。

ブログ運営と日々の経理業務や税務会計を、すべてひとりで行うのは困難です。

日々の経理業務や税務会計を正確に行える専門知識と経験がなく法人化を検討しているブロガーの方は、税理士への依頼を検討してみましょう。

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副業を勤務先にバレたくない

法人化する際に会社の情報を法務局に登記します。

ご自身の会社の情報は第三者でも閲覧できるため、副業が勤務先にバレる心配がある方は法人化しない傾向があります。

植村拓真
法人化にはブログ運営が勤務先にバレるリスクがあるため、バレたくない方にとって法人化は不要です!

 

ちなみに令和4年9月1日から、DVやストーカーなどの被害者が特定の要件を満たせば、登記事項証明書などにおける住所を非表示にできるようになりました。

DVやストーカーなどの被害に遭っており法人化を検討している方は、法務省のホームページで詳細をご覧ください。

令和4年9月1日から、DV被害者等である会社代表者等からの申出により、登記事項証明書等におけるDV被害者等の住所を非表示とすることが可能になります。
引用:法務省(商業登記規則等が改正され、令和4年9月1日から施行されます)

 

勤務先を退職する前に法人化を検討している方は、会社を設立するうえで以下の記事を参考にしてみてください。

ブログで法人化する3つのメリット

ブログ 法人化 メリット 画像

それでは、具体的にブログで法人化するとどんなメリットを享受できるのかについて解説します。

個人事業主と法人の違いは、以下のとおりです。

個人事業主 法人
最高税率 大きい
(所得税45%)
小さい
(法人税23.2%)
経費の範囲 狭い 広い
欠損金を繰越できる期間 3年間 10年間
対外的な信用 低い 高い

①課税所得が多いほど税負担を軽減できる

法人税の最高税率が所得税よりも低い

個人事業主のブロガーとして年間売上を伸ばしていると、翌年の確定申告で納める所得税が増加します。

日本の所得税は超過累進課税制度を採用しており、課税所得が増加すると比例して所得税率も増加するからです。

個人事業主 所得税 累進課税 表

植村拓真
稼げば稼ぐほど、翌年の確定申告で納める所得税が高額になります!

 

特に個人事業主のブロガーは経費にできるものが少ないため、稼ぐほど税負担が大きくなります。

そこで課税所得が多い個人事業主のブロガーが法人化すると、大きな節税効果を期待できます

先ほど少し触れましたが、法人税は最高税率が23.20%と所得税の最高税率より小さく、課税所得が多ければ多いほど税負担を軽減できるからです。

法人税 表

植村拓真
個人事業主のブロガーで利益を出し過ぎたと感じている方は、法人化による節税対策の実施を検討してみましょう!

経費の範囲が広がる

法人のブロガーは経費の範囲が個人事業主よりも広く、役員報酬、社宅の家賃、出張費、生命保険料など、さまざまな費用を経費計上できます。

そのため、少しでも多くのお金を残すために、法人化を検討する方が多いです。

植村拓真
実際に弊所では、個人事業主のブログ運営で利益を出し過ぎたので、法人化を含めた節税対策の徹底を依頼したいといったご相談をいただく機会が多いです!

 

個人事業主でも、ブログで利益を得るうえでかかった費用は経費にできます。

たとえば、パソコンやタブレットの端末購入費用、ドメインやサーバー代、通信費用などが経費として認められます。

しかし、ブログ記事からアフィリエイト報酬やアドセンス収益などが発生していない、明らかなプライベートの費用である場合、経費計上が

認められなかったり税務署から指摘されたりする恐れがあるので注意が必要です。

経費計上を税務署から指摘された際、ブログで利益を得るうえで必要な経費であることを証明できるように、領収書やASPの情報などを見せられるように準備しておきましょう

 

上記のとおり、ブロガーは経費計上のハードルが高くて経費にできるものが少ないです。

個人事業主のブロガーで課税所得が増加している方であれば、法人化には大きなメリットがあると言えます。

②10年間赤字(欠損金)の繰越控除を受けられる

青色申告を行っている法人のブロガーは、10年間赤字(欠損金)の繰越控除を受けられます。

個人事業主も青色申告を行えば欠損金を3年間繰り越せますが、法人化すればさらに7年間繰越できます。

ブログで法人化して、欠損金を10年繰越するケースは少ないです。

しかし、個人事業主よりも7年多く欠損金を繰越できる余裕は、メリットであると言えます。

(注) 平成30年4月1日前に開始した事業年度において生じた欠損金額の繰越期間は9年です。
引用:国税庁(No.5762 青色申告書を提出した事業年度の欠損金の繰越控除)

 

法人のブロガーが欠損金の繰越控除を受ける条件は、以下のとおりです。

  • 欠損金が生じた事業年度に青色申告書を提出している
  • それ以降の事業年度も連続して確定申告書を提出している(※1)
  • 帳簿書類などを保存している
※1:提出する確定申告書は白色申告書でも可

上記のすべての条件を満たせば、欠損金を10年間繰越できます。

植村拓真
帳簿類の保存期間は法人税法で原則7年と定められていますが、10年間繰越する場合は7年で帳簿類を破棄せずに10年間保存しておきましょう!

③対外的な信用を得られる

事業規模の拡大や新規事業の展開を考えているブロガーの方であれば、法人化により対外的な信用が高まるメリットを享受できます。

法人化すると対外的な信用が高まり、事業規模の拡大や新規事業の展開に必要な資金を調達しやすくなるからです。

法人化する際、法務局にて商号や住所、事業内容などといった情報を登記します。

すると、第三者が登記情報から代表者や事業内容などを確認できるようになるため、対外的な信用が高くなります。

植村拓真

大手企業ほど法人でなければ取引しない傾向があるため、個人事業主よりも法人のほうが対外的な信用が高いとわかります

 

そして、対外的な信用が高いと、金融機関の融資や借入補助金などの審査に通りやすいです。

結果、法人化すると資金調達しやすくなり、事業規模の拡大や新規事業の展開も行いやすくなります。

ブログ運営を組織単位で行いたい新たに事業を展開したいそのために人材確保や設備投資を行いたいなどといったブロガーの方は、法人化を検討してみましょう。

 

弊所では法人化からご依頼いただいた方向けに、ご自身や他事務所で法人化するよりも約10万円安く会社を設立できるフルサポートプランを提供しております。

植村拓真 右向き 画像
植村拓真
ブログでの法人化にかかるコストを抑えつつ、スムーズかつ税金面で無駄なく会社設立を完了したい方は、弊所までお気軽にご相談くださいませ!

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ブログで法人化する5つのデメリットと注意点

ブログ 法人化 デメリット 注意点 画像

ブロガーの法人化にはメリットだけでなく、デメリットと注意点もあります

本項目の内容を確認したうえで、法人化するかどうかを判断しましょう。

  1. 経理業務や税務会計が複雑化する
  2. 稼いだお金を自由に使えなくなる
  3. 法人を設立・維持するために費用がかかる
  4. 社会保険の加入義務が発生する
  5. インボイス制度を考慮して消費税の課税事業者になるかを検討する

①経理業務や税務会計が複雑化する

ブログ運営で法人化する際の大きなデメリットは、経理業務や税務会計が複雑化する点にあります。

個人事業主は開業届や確定申告についてある程度調べれば、顧問税理士がいなくても事業を行えます。

一方、法人は会社設立から、定款の作成(株式会社は公証役場で定款認証が必要)、法人設立の登記申請、法人代表印の登録、各種届出書の提出、個人事業の開廃業等届出書、法人設立の手続きに関わる専門家への依頼など、さまざまな手続きを行わなければなりません

 

そして、法人設立後にも納税地を所轄する税務署、市区町村役場、年金事務所、労働基準監督署、ハローワークなどで、定められた期間以内に手続きを行う必要があります

さらに法人設立が完了すると、個人事業主よりも複雑な経理業務や税務会計を行う必要があります。

法人化からその後までの一切を正確に行うためには専門知識と経験が必要で、自力で行うのは困難です。

一から調べながら対応していると事業が止まってしまうため、法人化から顧問税理士をつける方が多いです。

植村拓真
ブログ運営や事業規模の拡大に集中したい、適切な節税対策の徹底や税務調査の対応なども専門家に依頼したい方は、法人化から税理士への依頼を検討してみましょう!

②稼いだお金を自由に使えなくなる

個人事業主と法人では資金の取り扱いが異なるため、法人化すると稼いだお金を自由に使えなくなります

個人事業主としてブログ運営を行っている場合、稼いだお金は直接自分のものとなり、特に制約なく自由に使えます。

たとえば、友人との飲み会や株式投資、家族との旅行など、何に稼いだお金を使うかは自由です。

 

一方、ブログで法人化した場合、稼いだお金はあなた個人ではなく法人のものとして扱います。

法人と個人は別の経済主体として認識するからです。

原則、あなたが稼いで会社に貯めているお金であっても、個人事業主のように自由に使えません

あなた個人が法人のお金を使う場合は、役員報酬を設定して受け取ります。

役員報酬の金額は自由に決められますが、バランスが悪いと個人か法人の税負担が大きくなったり高額に設定すると損金算入できなかったりするため、制約が多いです。

 

上記のような理由から、個人事業主のブロガーが法人化すると、稼いだお金を自由に使えなくなります。

役員報酬を用いた節税対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

③法人を設立・維持するために費用がかかる

法人設立や維持には専門知識や時間だけでなく、さまざまな費用が必要です。

法人化するとどのくらいの費用がかかるのかを確認しておきましょう。

法人化に必要な費用は以下のとおりです。

法人形態 費用
株式会社 約25万円
合同会社 約10万円
※電子定款の場合は4万円安くなります

 

法人は個人事業主とは異なり、赤字でも以下の維持費が必要です。

費用名 費用
住民税均等割 7万円(資本金1,000万円以下)
18万円(資本金1,000万円超)
社会保険料 従業員に支払う給与の約14.6%
税理士報酬(顧問税理士をつける場合) 年間30万円~(売上や業種、取引量などで変動)
決算公告費用(株式会社のみ、電子広告の場合は不要) 約6万円(官報公告)
10万~100万円(全国紙に掲載)
株主総会開催費用(株式会社のみ) 会場費など
役員就任、重任登記費用(株式会社のみ) 約3万円

また、法人を解散する際には、以下の費用がかかります。

費用名 費用
解散登記費用 3万円
清算人および代表清算人の選任に関する登記 9,000円
官報公告費用 約3万円
司法書士報酬(依頼する場合) 約10万円

以上が、法人設立から解散までにかかる費用です。

法人化を検討しているブロガーの方は、まとまった資金を準備しておきましょう。

 

ちなみに、法人を設立して維持するにはさまざまなコストがかかるため、関与先などから個人事業主よりも対外的な信用が高いと判断される傾向があります

法人を設立する以上仕方のない内容ではありますが、デメリットや注意点の一つとして覚えておきましょう。

④社会保険の加入義務が発生する

先ほど少し触れましたが、ブログで法人化すると社会保険への加入義務が発生します。

そのため、法人の維持費には社会保険料が含まれています。

社会保険料の内訳は、以下のとおりです。

  • 健康保険
  • 厚生年金保険
  • 介護保険
  • 雇用保険
  • 労災保険
植村拓真
狭義では労災保険と雇用保険は労働保険ですが、今回は広義での社会保険を紹介しています!

 

社会保険料は健康保険、厚生年金保険、介護保険、雇用保険の4つを法人と従業員で折半して、労災保険は法人が全額負担します。

ブログで法人化する際は一人社長の会社を設立するケースが多いですが、従業員がいなくても社会保険の加入義務は発生します。

一人社長でも社会保険料が法人の維持費としてかかるので注意しましょう。

⑤インボイス制度を考慮して消費税の課税事業者になるかを検討する

免税事業者を選択する

令和5年10月1日からインボイス制度が開始する影響で、適格請求書発行事業者と取引しなければ仕入税額控除を受けられなくなります

免税事業者からの仕入れに係る経過措置はありますが、現状令和11年10月1日からは完全に仕入税額控除を受けられません。

たとえば、消費税の免税事業者で適格請求書発行事業者になれないブロガーと取引したASPは、アフィリエイト報酬を支払った際に発生した消費税分の仕入税額控除を受けられません。

そのため、ブロガーに対してアフィリエイト報酬の最大10%の減額を検討する会社が出てくる恐れがあります。

植村拓真
具体的な取引先の対応については、令和5年10月1日までに確認しておきましょう!

 

そこでブロガーが消費税の課税事業者になるかどうかですが、アフィリエイト報酬の減額消費税の申告に関する作業が増えるのと、どちらが事業に影響を与えるかで判断しましょう。

課税事業者を選択して適格請求書発行事業者になる

ブログや他の事業を運営するうえで取引先との今後の取引に影響が出る場合は、消費税の課税事業者を選択して適格請求書発行事業者になりましょう。

インボイス制度が開始すると、適格請求書発行事業者でなければ取引しない事業者が出てくる恐れがあります。

取引先が適格請求書発行事業者としか取引しないようであれば、消費税の課税事業者を選択して適格請求書発行事業者になることを検討しましょう。

消費税の確定申告が必要にはなりますが、取引先を失わずにすみます。

 

インボイス制度と法人成りの関係については、以下の記事で詳しく解説しています。

ブログで法人化を検討している方は、法人化するうえで参考にしてみてください。

ブログでお得に法人化するなら合同会社がおすすめ

ブログ 法人化 お得 合同会社 画像

ブログで法人化する際に少しでも初期費用や維持費を抑えたい今後事業規模を拡大する予定がない方は、株式会社ではなく合同会社を設立しましょう。

合同会社は株式会社よりも、設立費用や維持費が安いからです。

合同会社と株式会社の設立費用を比較してみましょう。

費用名 合同会社 株式会社
定款用収入印紙代
(電子定款は不要)
4万円 4万円
定款の認証手数料 不要 3万~5万円
(資本金により変動)
定款の謄本手数料 不要 約2,000円
登録免許税 6万円もしくは資本金額の0.7%の高いほう 15万円もしくは資本金額の0.7%の高いほう
合計金額 10万円~ 21万円~

上記のとおり、合同会社の設立費用のほうが、株式会社よりも10万円程度安いです。

 

とにかく安く法人化したいブロガーの方には、合同会社の設立をおすすめします。

ただし、合同会社は株式が発行できないなどの理由から、株式会社よりも資金調達がしづらい法人形態です。

事業規模を大きくしたい、多額の資金を調達する必要がある場合は、株式会社を選択しましょう。

合同会社を設立して後悔する人がいる理由については、以下の記事で詳しく解説しています。

ブログで法人化する目安とタイミング

ブログ 法人化 目安 タミング 画像

それでは、ブログで法人化する目安とタイミングについて解説します。

法人化のベストタイミングは状況によって異なりますので、本項目で解説する内容はあくまで参考程度にご覧ください。

  • 年間の所得が安定して700万円を超える
  • 課税売上高が1,000万円以上である
  • 事業規模の拡大や新規事業の展開を目指す

年間の課税所得が安定して700万円を超える

個人事業主のブロガーで年間の課税所得が安定して700万円を超える場合は、法人化を検討してみましょう。

繰り返しになりますが、所得税率と法人税率を比較した際、法人税率のほうが低く税負担の軽減につながるからです。

資本金が1億円以下の普通法人を設立する場合、所得税率は23%で法人税率は15%です。

個人事業主 所得税 累進課税 表

法人税 表

今後も課税所得が安定したり伸びたりする傾向があるブロガーの方は、700万円を目安に法人化を検討してみてください。

課税売上高が1,000万円以上である

課税売上高が1,000万円以上あると、2年後には消費税の課税事業者です。

法人化すると消費税の免税事業者である期間を伸ばせるため、課税売上高1,000万円以上は法人化の目安になります。

令和5年10月1日からインボイス制度が始まりますが、今後も消費税の免税事業者を選択するブロガーの方は、課税売上高1,000万円以上を法人化の目安にしても問題ありません。

インボイス制度が開始したからといって、消費税の免税事業者を選択できないわけではないからです。

 

課税売上高が1,000万円以上あるブロガーで消費税の免税事業者を選択する方は、法人化を検討してみてください。

消費税の免税事業者になる要件については、以下の記事で詳しく解説しています。

事業規模の拡大や新規事業の展開を目指す

ブログ運営の規模拡大や新規事業の展開を目指したいと考えたときも、法人化を検討するタイミングです。

法人化すれば個人事業主よりも対外的な信用度が高まり、事業規模の拡大や新規事業の展開に必要な資金調達を行いやすいからです。

そして、大企業ほど法人でなければ取引しない企業が多いため、法人化しておくと新規取引先を開拓する際に有利になります。

ブログ運営はもちろん、新規事業を行ううえで事業規模を拡大していきたい方は、法人化を検討してみましょう。

以上がブログで法人化する目安とタイミングです。

 

法人化のタイミングについては以下の記事でさらに詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

ブログでの法人化を税理士に依頼するメリットと注意点

ブログ 法人化 税理士 メリット 注意点 画像

本項目では、ブログ運営に集中しつつスムーズに法人化したい方向けに、税理士に依頼するメリットと注意点について解説します。

税理士への依頼を検討するうえで、参考にしてみてください。

法人化を税理士に依頼するメリット

ブログでの法人化を税理士に依頼するメリットは、以下のとおりです。

  • 法人化が必要かどうかを教えてもらえる
  • ミスなくスムーズに法人化できる
  • 税務調査による追徴課税の発生を回避できる
  • 適切な節税対策を徹底してもらえる
  • 創業融資や補助金などの資金調達をサポートしてもらえる
  • 月次業績や決算予測など税金について把握できる

ご自身の業種に強い税理士に依頼しているのが前提条件ですが、主に上記のメリットを享受できます。

法人化すると決算申告や税務調査、適切な節税対策など、考えなければならない内容は多いですが、税理士に依頼すればすべて対応してもらえます

 

ブログ運営に集中しつつスムーズに法人化したい方は、ブロガーの顧問契約と法人化支援の実績が豊富な税理士に依頼しましょう。

法人化を税理士に依頼する際の注意点

繰り返しになりますが、ブロガーが法人化から税理士に依頼する際は、ブロガーの顧問契約と法人化支援の実績が豊富かどうかを確認しましょう。

税理士がご自身の業種に精通していなければ、適切なサポートを受けられないからです。

植村拓真
たとえば、ブロガーに強くない税理士先生に依頼してご自身の事業について理解してもらえず、適切な節税対策を提案してもらえなかった、税理士を変更したい、といった旨のお問い合わせをいただく機会が多いです!

 

そして、ご自身との性格の相性も面談で確認しておきましょう。

せっかく数十万円の税理士報酬を支払っているのに、相談しづらかったり頼りなかったりしてはお金の無駄です。

税理士変更のために時間が必要で事業に集中できなくなる恐れがあるので、最初から慎重にご自身に合った税理士を見つけておきましょう。

ブロガーの顧問契約と法人化支援の実績が豊富で性格が合う税理士に依頼すれば、法人化からその後の経理業務・税務会計までより適切なサポートを受けられますし、事業にも集中できます。

 

法人化を税理士に依頼する際の必要性については、以下の記事で詳しく解説しています。

税理士に依頼するかどうかを判断するうえで、参考にしてみてください。

まとめ:ブロガーの顧問実績が豊富な植村会計事務所にお任せください

アフィリエイトに強い税理士 植村拓真 画像

今回はブロガーが法人化する必要性について解説しました。

ブロガーは経費扱いできるものが少ないため、年間の売上が伸びると節税対策のために法人化を検討する方が多いです。

法人化には税負担を軽減させられる大きなメリットがありますが、デメリットや注意点もあります。

以下の内容を考慮しつつ、後悔しないよう慎重に検討しましょう。

  1. 経理業務や税務会計が複雑化する
  2. 稼いだお金を自由に使えなくなる
  3. 法人を設立・維持するために費用がかかる
  4. 社会保険の加入義務が発生する
  5. インボイス制度を考慮して消費税の課税事業者になるかを検討する

 

ブログ運営に集中しつつスムーズに法人化を完了したい法人化後の経理業務や税務会計は専門家に任せて安心してブログ運営に集中したい方は、ブロガーの顧問契約や法人化支援の実績が豊富な植村会計事務所にご相談ください。

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税理士報酬の総額や内訳が知りたい、顧問契約を結ぶべきか迷っている、安心して任せられるか話しをして確認したいといった方もお気軽にご相談ください!ご納得いただけるまで、しっかりとご説明させていただきます!

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